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9月18日 出雲弥生の里博物館において岡山楯築サロンからの特殊器台贈呈式が執り行われた。

西谷の四隅突出墳墓から出た吉備製の大型器台を岡山楯築サロンが5年をかけて復元したものを弥生の里博物館に贈呈するという壮大なイベント。
2世紀ごろまでは吉備国と出雲国は盛んに交流していて、王の葬儀にはこのような大きな器台を持参して参加したのか?今回は自動車によって運ばれたそうだが、当時の運び方には異論もあって、こんなでかくて割れやすいものをはるばる伯耆経由で出雲まで運ぶのは無理がある、職人を送って当地でこねたのでは?という意見も出された。
因みに楯築サロンは倉敷にある楯築墳丘墓から命名された団体のようだ。
卑弥呼の名前が出る前、AD107年に吉備の「水升」という王が後漢に遣使、生口(奴隷)を献上した、その墓と推定されているのが楯築墳丘墓らしい。
製作に当たっては、備前焼の先生が指導にあたられ、土探しから始めたのだとか。
なんでも酒の席で冗談で言ったのが勢いで現実になったらしい。
楯築サロン、読みは「たてつき」だが、まっすぐな熱気がすごいね。敬礼。

 

一夜にして畑脇の土手に直径30cmほどの白い物体が出現した。
誰かが発泡スチロールの固まりを捨てたのだろうと思ったが、よく見ると根があって植物らしい。
ネットで調べてみるとどうやらオニフスベという茸の一種らしい。
何ともけったいな生き物があるものだ。
オニフスベは鬼のふすべで、ふすべは贅(黒子、ほくろ)のことらしい。
鬼のほくろか。道理で一晩で30cmにも成長するのだ。
馬勃(馬の糞)とも呼ばれたらしい。
nipponiaというめでたそうな学名も。

6月18日(日)
荒神谷の古代蓮見る。

今年は雨が少なくて開花が遅れ気味かな?
館員によると最近はアメリカザリガニやミシシッピアカミミガメなど外来種が繁殖して、土手に穴を開けるので水が抜けて葉っぱが黄色くなる傾向があるのだとか。
こうしてみるとそうは見えないけれども下の方の葉っぱがやられているのかも。
ブラックバスも居て小魚を食い尽くしているらしい。
最近は火蟻などというやつも侵入しつつあるようだし、これも時間の問題か?
そのうち地球中全部ごったまぜになってしまうのだろうか・・・

魏志倭人伝の中に出てくる邪馬台国への道筋。
狗邪韓国⇒対馬国⇒一大国(壱岐)⇒末盧国(松浦)⇒伊都国⇒奴国⇒不弥国
⇒南に水行10日 投馬国(とうまこく)⇒南に水行10日陸行1月 邪馬台国
不弥国まではどうやら九州の地名なのだが、その先が謎なのだと。
方角に従えば邪馬台国ははるか南の海にあることになるらしい。
最近の研究によると投馬国を出雲に比定する案が可なり有力だとか。
当時の中国南部から見ると東が南に見えるのだという。
投馬・魏の国でなんと発音したのだろうか?touma?
当時まだ漢字の地名などないだろうから、現地人は「ここはezumo」とか訛っていったのをtoumaと聞いたのだろうか。ちょっと無理があるような。
中国語にはzの発音があまりないような気がするのだが(気がするだけかも)zをtに置き換えれば似てこなくもないなあ。

突然ですが、西谷四隅突出型墳墓
魏志倭人伝とほぼ同時期ぐらいの出雲の首長の墓
時代が古いので古墳とは呼ばずに墳墓というそうな。
4本足のヒトデのような形をした墳墓で日本海側に特有の墳墓だそうな。
この墓の主が投馬国の主だったのだろうか?
しかし当時5万戸もあったというからこれも無理があるような。
何せ邪馬台国が7万戸。

4月29日、地元の神社の春の例大祭に参列。
心地よい風が吹き抜ける拝殿で毎年変わらぬ形式で行われる儀式を後ろの席で子守歌のように聞きながら見守る。
どこでもそうだろうが、太鼓と笛による式だ。
ぼうっとしていると、いきなり太鼓が響いて我に返る。
この形式はいつから始まったのだろうか?
まだ神道として形が決まる前から原型はあったのではないかと勝手に思う。
太鼓は雷(神鳴り)、笛は風。
岩の前で動物の皮を木の棒で打ち、竹笛で神と交信する先祖の姿が見えるようだ。

正月に新聞を読んでいたら炭水化物の摂りすぎに注意とかいう内容の記事があった。
どうやら最近は炭水化物が目の敵にされているようだ。摂らなくてもいいという極端な意見もあるようだ。分けても餅は炭水化物の”爆弾”であるようなことが書いてあった。
瑞穂の国日本で米が敵にされるようなことがあっていいのか・・・と思っているわけでもないが、自分は炭水化物が大好きである。年末に例年どうり自前で6升の餅をついて、毎日毎日いつ尽きるとも知れず食べている。飽きることがない。


出雲流雑煮

出雲流雑煮はすまし汁に餅、それに岩海苔のいいやつを入れたら出来上がり、大根おろしがあればなおよろしい。実にシンプルだがこれが何度食べてもうまいのだ。寝る前に翌日の餅が楽しみになるくらいだ。
岩海苔のおかげで、ほのかに海の香りがする。自分は海洋民族の末裔かなどと思ってしまう。
エネルギー変換効率も抜群で午前中は体も中から燃えるごとく、脳みそもしっかり働くような気がする。炭水化物だから廃棄物も水だけ?クリーンエネルギー。
これが原因で特に肥えるということはないように思うのだが、炭水化物のどこがいかんのだろうか?しっかり食って体も動かせばいいと思うのだが・・・

どういうわけかコントロールパネルにログインできなくなり、4か月も放置することになりました。自分で作ったはずだが、こうなると手も足も出ないド素人ブロガー?
消滅覚悟で何とか回復した。世の中余分なものが多すぎる。

日本では今年の字は「金」だそうだが、U.S.Aでは「LIE 嘘」を上げているコラムニストがいるようだ。大統領選挙で「嘘つき!」とかいう子供の喧嘩のような討論とも言えないものをいやというほど聞かされた。

12月18日 天気がいいので斐川町の御井神社を訪ねる。
ここには三つの井戸があり、三井が元の名か?
その昔、大国主の子を身籠った八上姫が正妻のスセリヒメの嫉妬を恐れてこの地で出産し、井戸の水を産湯としてつかい、木俣(きのまた)に生まれた子を置いて去ったという話。安産の神社として信仰されている。本日も数組の家族がお礼参りか、子供を抱えてご参拝でした。

三井神社全景


綱長井-1(つながい)


綱長井-2


生井(いくい)


福井(さくい)

この神社の近くでは道路幅9mの奈良時代の幹線道路などが発掘されている。
山を切り開いて直進性を重視した古代の高速道路だとか。人麻呂さんもその道路で都に通ったのだろうか?

連日の猛暑、4週間ぶりにちょっとだけ雨が降りました。先日菜園に水を撒こうとて用水の取水口を開けに行った。水が流れたので、ついでに水路のフィルターに詰まったゴミを掃除していたら20cmほどの大きさの石があって邪魔なので避けたところ、なんと亀だった。深さ50cmほどの水路なので袋小路になって脱出することは不可能。たまに餌は流れてくるので生きていくことはできるだろう。小さいときに入って、大きくなって出られなくなったのか?それとも落ちたのか?
かわいそうに思い、本流の方に移したが、流れが速くてどんどん流される。そこで再び田んぼの畔に移動。1時間ほどして覗いたらもういなかった。
助けたつもりだったが、本当は袋小路の中で毎日流れてくる餌を待ってらくーに暮らしていたのかもしれない。余計なことをしてしまったかも。
あるいは、泥亀だから、竜宮城ならぬ泥宮城にお迎えが来るかも。乙姫はナマズといったところか。
去りゆく夏の妄想・・・・

このたび熊本を中心とする地震で亡くなられた方、被災された方に心よりお悔やみ、お見舞い申し上げます。

私事ながら、この会社を立ち上げたのが5年前の東日本大震災の2週間後、5年たってやれやれと思っていたら2週間後に熊本で大震災が発災しました。
震災が自分に降りかかっていたらいずれにしても現状はなかったでしょう。
一般にstartupは5年後には9割近くが消滅しているそうで、何とか生き延びれたのは世間様のおかげだと感謝しているところであります。

アメリカでは最近の世論調査で資本主義(capitalism)に対する支持が全体で5割近くまで落ちているらしい。銀行が儲けの悪い実体経済に投資しなくなり、ギャンブルにのめりこむようになったのが原因とか。大統領選挙にもその影響が大きく表れているそうだ。

ホセ・ムヒカを斜め読み。日本のマスコミは忘れっぽいので、もうすでに過去の話になっているのかもしれない。
この人は元大統領というけど、発言を見ると宗教者、哲学者のような印象を受ける。
人間は死ぬということをまず認識しないといけない言うようなことを言っていたような。最期に必要なのはわずかな広さの墓場、散骨すればそれも不要か。欲張って金を貯めても墓場まで持っていくことはできない。

 

脳の記憶のメカニズムが次第に明らかになってきているようだ。
海馬という部位がかかわっているという話は昔から言われてきたが、その先はよくわからなかったようだ。自分は若いころから人の名前が出ないことがよくあったので、酒の飲みすぎで海馬がやられているとひそかに思っていた。ひどいときには毎日会っている人の名前が出ないこともあって、ごまかすのに苦労した。今でも似たようなものだ。
最近の情報では、大まかに、一日分の記憶が海馬1億個の神経細胞に記憶され、それが寝ている間に大脳皮質100億個の神経細胞に整理して置き換えられるらしい。
容量の小さいパソコンからハードディスクに移し替えるようなものかな。
ということは名前が出ないのは海馬ではなく、大脳皮質の問題ということか?
とは言っても、山歩きをしていて、野草の名前が出なくても、3分他のことをしていると出てきたりするので、これは検索能力の問題で完全にデータ消失しているわけではない。
図面書きの仕事をしていて、朝方布団の中でまどろんでいると、あちこち干渉するところが浮かんだり、あれをチェックしないと危ないといったことがふつふつと沸いて出てくるのは、寝ている間に勝手に脳がデータを整理してくれているからなのだろうか?
難問にぶち当たったときは、入力するだけして、あとはじたばたせずに、神様の啓示を待って、ねてしまへ?
ちなみに海馬はsea horse でタツノオトシゴのことらしい。
そういわれれば馬の顔をしているなあ。